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神奈川学園中学校 受験合格への道

理系進学を念頭に置いた志望校選び。算数の強化を重点的に!

「将来は医療系の職種へ就けるようにしてあげたいのです。」


5年生当初の個別面談にて、お子様の将来についてお話をしたときのお母様のお言葉です。
実際にご家族が医療系のお仕事をされていて、お子様にも具体的な職業のイメージがあり、お子様本人も強く希望されているようです。

 

希望職種から理系への進学を前提とした
教科指導と進学先選びが必要となります。

 

教科指導としては、重要な科目となる算数は本人のやる気は感じられますが、基礎的な学力が大幅に不足していました。よくありがちな解説通りに答えや式を覚えるだけの学習をしてきたため、数値や条件が少し変えられるだけで解けなくなり、暗記で覚えるため時間経過とともに分からなくなってしまいます。

算数は思考力の育成が大切な教科ですので、まずは与えられた情報を整理し正しい解法に導くトレーニングが必要でした。難しいのは、このトレーニングは生徒の状態によって多分にプログラムが異なることですが、少人数制と個別指導の利点を生かして最適と思われるプログラムを実施しました。


情報を効率よく整理するためのノートスキルの育成。

様々な解法を駆使できるように基礎的な知識と解法の習得。

のトレーニングから始めました。

 

 

■学習の優先順位を間違えると、がんばっても結果にはつながらない。

国語の読解にも大きな弱点があり、言語要素の定着も弱く、毎週の漢字テストも3割程度の得点状況です。読解力は精神年齢の成長の影響を受けやすく、中学受験ではウィークポイントとなるケースが多くみられます。まずは語彙力や記述力など、比較的トレーニング効果が出やすいものに時間をかけるようにしました。中学進学後の学習も考え、知識力を強化するための暗記学習のトレーニングを、「国語の言語要素」、「社会の基礎知識」、「理科の頻出用語の暗記」を通して進めていきました。

 

このように、教科を問わずに育成したい能力別に分けてトレーニングを積むことで、効率よく成績をアップさせることができるだけでなく、進学後でも伸びる学力を作るコツとなるのです。

 

 

■間違えた学習法から脱却できず、時間はかけても学力は伸びない・・・ならば  

5年生当初の学習は苦戦の連続でした。やる気はあるので量も時間もかけるのですが、取り組み方が問題だったのです。答えを出して満足し、その過程を重視しません。よくあることですが、解答を赤で直してできた気になる学習です。知識関連の内容でも覚えられずに、苦労していました。5年生の夏に受けた首都圏模試で算数だけは40台となりましたが、4教科では30台の数字でした。与えられた課題をこなすことだけを目標に学習してしまい、内容的な理解が不足しているのです。実際に本人がノートに書いた式や図について質問をすると、「なぜこの式なのか」「この図の数値がどこから出たのか」などに答えられないことが多々ありました。これは特別なことではなく、多くの中学受験生が抱える問題です。が、この状態で受験カリキュラムを学年相応に進めても、決して学力が向上することはありません。

 

ならば、
「もう一度4年生の学習から取り組ませた方が良い結果がでるのではないか」
と、指導方針を転換しました。

 

■基礎ができるとサクサク進める!テンポよくできると楽しくなる!

多くの中学受験生や保護者の方が学習について一番勘違いしているのは、「難しいことをトレーニングすれば簡単なことはできる」ということだと思います。あたり前のことですが、基礎ができていなければ練習レベル、発展レベルの問題は解けません。しかし、通常の進学塾の受験カリキュラムでは基礎が大切と思いながらも、あまりに膨大な学習をこなさなければならないために、基礎を学び直すことが難しいのが現状です。基礎を学び直しているうちに現状の学習がおろそかになってしまい、結局、現在の学習も後日ご家庭でフォローすることになります。

この悪循環を断つために、[なかざわ塾]ならではの【選択制授業・無学年生授業】によって4年生の授業コマを選択するようにし、基礎を学び直すことにしたのです。


なかざわ塾ではすべての学年の授業を
必要に応じて選択受講できるように
しております!

 

 

その結果、6年生の夏前くらいから効果が出はじめ、算数はサクサク問題を進めるようになり、教える側も本人がテンポよく学習できているのが感じられるようになりました。6年生の夏の学習に良い状態で入る準備が整ったのです。

 

 

算数は首都圏模試で偏差値65まで上昇。

夏の学習を効果的に過ごせたからでしょうか、9月以降はゆとりを持った学習になりました。夏期講習では、算数ではなく苦手な理科・社会の知識の確認法のトレーニングを中心に実施したためです。秋も順調に学習を進めることができ、11月の公開模試では算数で偏差値65を取り、4教科でも50を超えることができました。国語の読解は不得手でしたが『今解き教室』を続けた結果、記述問題はしっかり書くことができるようになりました。

 

これは受験対策のみならず、
中学進学後の学習に必要なスキル
を身につけるためでもあります。

 

 

 理科・社会の知識も夏の学習で頑張りました。あとは入試問題に向かうだけです。

 

 

 

■受験を終えた君へ ― 塾長なかざわから、ひと言。

君は一つの事柄をあきらめず、ていねいにあたるという素晴らしい才能があります。苦手な事柄から逃げずに立ち向かう姿勢は、今後も大きな財産になっていくと思います。神奈川学園は女子校ではありますが、数多くの理科の実験や高大が一緒になった理系教育など、君の進路目標に沿った学習環境の学校です。中学受験で培った様々な学習スキルは今後も大いに役立つはずです。

[なかざわ塾]での学習のように、将来の目標に向けて焦らず、 怠らず、楽しく学習に取り組んでください。きっと素晴らしい6年間をおくることができますよ。

 

【オプション選択をした講座】
・今解き教室
・理系個別教室(追加で)

 

 

■お母様からいただいたメッセージ

なかざわ先生、長い間、大変お世話になりました。娘の受験が終わり、ほっとした反面、先生にお会いできなくなるのでとても寂しいです。それだけ私達が先生へ依存していたと実感しています。子供は先生との関わりを通し、素直・信頼・努力・不屈・感謝などなども学びました。勉強のみならず、精神面での土台形成にも良い影響を与えて頂いたと感謝しています。本当に本当に多くの学びをありがとうございました。

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